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2017-03-31

強さと繊細さは、同居できるのかもしれない

卒園・卒業のシーズンも一段落。
春休みは宿題もなく、子ども達と一緒に、だらだらと過ごしています。

でも、3月は結構大変でした・・・長男のケアで(^-^;)

長男の5年生最後のお仕事は、卒業してゆく6年生を見送ること。
うちの学校の卒業式は、5年生が準備し、卒業式にも参列することになっています。

ところが、6年生には、長男とソリの合わない子が何人かいて、「なんであんなやつらの卒業式に行かなきゃ行けないんだ!」とご立腹(その間、3年生の弟は休校日というのも、不満に拍車をかけていますが…)。

私は、「心は自由。誰かを好きになるのも、嫌いになるのも、心が決めること」と子ども達に教えているので、「そんなこと言うもんじゃない」とは言わないようにしていましたが、それでも、卒業生にとっては大事な行事。

ところが、というか、やはり、というか。

3月中には何度も予行演習があり、「疲れた」「休み時間が削られた」と不満炸裂。登下校でもトラブル続出。上級生のちょっとした言葉に、つい過剰反応してしまうことが続き、不穏な空気が漂い始めていました(こういう時は、予定少なめで私もスタンバっています^-^;)。

それでも、一応は卒業式に参加することを前提に、どうしたら無事、この試練を終えることができるだろうかと、あの手この手で、長男と話し合いました。

結果、参加することへの、合理的で納得できる理由を伝え、当日の私の送り迎えで負担を減らし、ごほうび設定もして、なんとか「理屈で」解決できる部分は、本人も納得してくれたのですが…

どうしても、「理屈では解決できないこと」もあります。

感情や感覚の問題は、合理的にはゆかないのです。

特に、情報の取捨選択が苦手で、長期の記憶が良い長男は、ちょっとした、視覚的・聴覚的情報をきっかけに、いろんな記憶を思い出して、当時の強い感情が急によみがえってしまうところがあるので…(私と同じ体質ですね〜^-^;)

過去に、上級生に言われてイヤだったこと、腹が立ったことの体験が、まるで、たった今言われたかのように、思えてしまうことがあるんです。

これは「本人の努力では乗り越えられない」ので、先生と連絡帳でやりとりして、「どうしてもムリな時にはどうしたらいいか、『やっていいこと』を本人と相談して頂けないでしょうか」と配慮をお願いしました。

そして、なるべく目立たない席にして頂き、どうしてもその場にいるのがムリと思ったら、先生に退出の合図を送り、静かに黙って体育館を出て良いことにして頂けました。

それでどうにか「参加だけはする」という気持ちになれたのですが、本人の最後のこだわり。

「おれは、絶対、見送りの拍手だけはしない!それだけは、どうしてもできない!」

と言います。先生は「指一本でもいいから」と言って下さっていたのですが、それでも「イヤだ」の一点張り。

んー、久しぶりの発動。
一点を見つめ、思い詰めて、光を失った目をしています。

こうなったら、「こだわりにこだわりで対抗しない」のが、うちのこだわり対応の鉄則なので、「そこに立っているだけで、充分だから」と、式当日の朝、送りの車中で話しました。長男は「約束だよ。夕飯、博多ラーメンだからね!」と、降りて行きました。

心配しつつも、特に学校から連絡もなかったので、予定どおりの時間に、車は卒業生の保護者で混むので、歩きで学校に迎えに行くと・・・

なんと、長男が先生に抱きかかえられて、ぐったりしているではありませんか!

慌てて駆け寄ると、「眠っているみたいです」…と。

保健室を開けて頂き、長男を寝かせながら事の顛末を伺うと、卒業式は、途中何度か退席したものの、その度に少ししたら戻ってきて、最後まで参加できたとのこと。

そして、最後に拍手で送り出し、卒業生が無事、全員門から出た途端、いきなり倒れるように眠り込んでしまったのだそうです。

私は、冷えている長男の手を握りながら、「こんなに負担になるのなら、休ませたほうが良かったかもしれない」と思いました。

だけど、この世界で生きていくには、どうしたって、嫌なこと・面倒なことの全てを避けては通れないし、自分と気が合わない人、ソリが合わない人はどこにだっています。人と関わっていれば、不愉快なこと、気に食わないことを言われる時もあります。

だから、「この子は、こんなに繊細で、この先大丈夫なんだろうか」と、不安になりました。

実際、最近の長男は、言葉に敏感で、デリケートなところがあります。

これは「発達障害」が直接の原因というよりも、他の同じ年頃のお子さん達と同じように、思春期特有の多感さが出始めてきていて、それを体質的な凸凹さが、彼自身の取り扱い方を、よりデリケートで複雑なものにしているように感じます。

昏々と眠る彼を見つめながら、先生とも「学習面は最近本当によく頑張っていて、通常級に戻っても、なんの不安もないのですが、やっぱりこういうところが、まだちょっと心配ですよね…」なんてお話を伺っていました。

ところが、15分くらい立った頃、長男がもにょもにょ目を擦って、ムクっと起き上がり、パチッと眼を開けて、

「よく寝た」と一言。

目には、朝とは違って、少し光が射し込んでいました。

そして、心配して「車で送ろうか」と言って下さった先生に「歩いて帰れます」とだけ言って、さっさと帰り始めてしまいました。

慌てて追いかけた帰り道。

久しぶりに長男と手をつないで、約2kmの道を春の風に吹かれながら歩きました。

そして、長男は私の手をぎゅっと握って、こう言いました。


「かあちゃん、おれね、拍手できたよ」

「でもね。あいつらに拍手したんじゃない。イヤなもんは、イヤだ」

「だけど、おれ、そこに立ってる自分に、拍手したよ」


…今まで私は、強くなることとは、いろんなことが気にならなくなることだと思っていました。

泣き虫の小学生だった私は、亡き母に
「そんなにクヨクヨしてたら、生きてけないよ。気にしなきゃいい。強くなりなさい」
と、いつも心配されていたので、いろんな事がつい気になって、思い詰めてしまうのは、自分の弱さだと思っていました。

実際、私自身は、そんな感覚が敏感で繊細だった子ども時代に比べ、自然な成長と共に、大人になるに連れ、多少過敏性が緩和されて、少しはラクになっていったところもあります。

だけど、この日の長男の姿を見て思ったのは、

強風に吹かれても岩のように微動だにしない…そういう強さもあるけれど、

ほんのそよ風でもざわざわと揺れ動き、大きくしなりながらも、それでもそこに立っている。一旦倒れても、またむくっと起き上がる。

…そういう強さもあるのかな、って。

強さと繊細さは、ひょっとして、同居できるものなのかもしれない、と、私の人生42年目にして、ようやく気づいた出来事でした。





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2017-03-01

35人の教室で座ってられることと、社会への適応力は全く別!学校=社会の標準モデルではありません。

ブログをご覧下さっている皆様。
長らく更新が遅れていましたが、おかげさまで無事、新刊「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法」が刊行されました!

そして今年私は、執筆&日々の発信活動に加えて、長男の進路のこと、長女の卒園・入学準備と見守り当番、町内会の役員などなど、なんだか目が回りそうですが、なんとか生き延びております…

さて。この時期、少々元気のよいお子さんや、自己主張の強いお子さんの入学を控えたお母さんは、「うちの子、教室にじっと座っていられるかしら」って、心配されている方もいるかもしれませんね。

うちも、末っ娘がいよいよ4月には新入学です。

そして、長男は一年生のとき、クラスのレクリエーションのゲームに参加できずに、泣いて教室を飛び出したこともありましたが、その彼も、もうすぐ6年生になります。

でね、最近私がしみじみ思うのは、1クラス35人の教室で、1日約5、6時間、じっと大人しく座っていられる力と、社会への適応力のある・なしは、全く別だということです。

確かに、もし、今お子さんが教室から飛び出してしまっている状況であれば、それはお子さんにとっても、追いかける先生にとっても、クラスの他のお子さん達にとっても、決して有意義な時間であるとはいえないので、なんらかの対応をとったほうがよいと、私も思います(通常学級でも、支援級でも、家庭でも、できることは、いろいろあります。参考記事:発達ナビ「支援級?それとも通常級?悩んだ時に選べる「その間」の選択肢って?」)。

でも、それは、「社会に適応できない」とか、「将来が心配だ」などとは即・イコールではないと思いますよ。ここは分けて考えたほうが良さそうです。

40年以上生きてきた私が、多少の仕事とバイトもしてきた経験上、大人になってから、30人以上の人が、一斉に正面を向いて、興味のある話も、そうでない話も、最後まで椅子に座って根気づよく聞かなくてはならない場面なんて、町内会の会合くらいです(しかも、長くても2時間くらいで終わります。それでも長いですが…)。

あとは、近いシチュエーションで想像できるのは、国会とか裁判の傍聴とか

世に数多あるお仕事をする上では、35人1クラスで一斉授業が合計5-6時間、みたいなのは、極めて特殊な状況なのではないでしょうか。

学校=社会の標準モデル、ではありません。

お子さんに、町内会や国会で活躍できる人物になって欲しいのでなければ、そんな特殊な状況でじっとしてられなくても、あんまり将来を心配することはないんじゃないかな、なんて私は思います。

だってね。

例え、めでたく大企業に就職したとしても、大抵は、それぞれの部署に分かれて仕事していますし、日本の企業の大半を占める中小企業も、少人数のチームでの仕事が多いと思います。たまに大人数の会議やミーティングなどはあるかもしれませんが、それは、全体の仕事の中で言えば、ごく一部です(まあ、エライ人になれば毎日会議ばっかり、ってこともあるかもしれません)。

接客業など、大人数を一度に相手にする仕事でも、自分が直接毎日関わる仕事仲間となれば数名〜十数名程度。個人事業主や、フリーランスなら、職種にもよるけど、ビジネスパートナーと一度に会うのは数人程度かな? 

大きな工場勤務などのお仕事だって、「おしん」の時代ならともかく(例えが古いですね^-^;)、現代は、大体は工程ごとに少人数の班に分かれているかと思います。

私は、大学生の時は苦学生でしたので、随分と沢山のバイトを経験しましたが、30人を超える人数で一斉に動く仕事など、滅多にありませんでした。イベントの設営くらい。

コンビニやCDショップのレジ係も、飲食店のウエイトレスも、農家の稲刈りも、一緒に働くのは、大抵4−5人程度まででしたっけ。

小さな出版社にいた時も、社員3名+バイト2名で一部屋。しかも、営業さんや原稿取りに出かける編集さんは出払っていて、デスクに座ってるのは常時2、3名程度。

要するに、人間が一度に協力し、効率よく一緒に働ける人数は、そんなものなのでしょうね。

それに、営業職などの人が、一日中、椅子でじっと座っていたら怒られますものね(そーいう人もいましたっけ。^-^;;)

積極的に動き回ってくれたほうが歓迎されるお仕事は、世の中には本当に多いですし、自己主張やこだわりの強さは、完成度の高い仕事が根気づよくできる、という素晴らしい長所にもなります。

そういった長所を、大人になった時に活かせるようになるには、30人の教室で、何時間もじっと座っていられる力よりも、一対一や、数人からせいぜい10人以下の小さな社会の中で、話し合いながら、ある程度自己主張したり、ほどほどに妥協したり、あんまり気の合わない人とも、大きなトラブルにならない程度にやり過ごして、なんとか最低限の協力ができる力のほうが、余程大事なんじゃないかな、なんて気がします。

私は、この、少人数で話し合いながら、何かを一緒にやり遂げる力こそが、「社会への適応力」の大事な部分だと思っています。

これだって、凸凹さんにしてみたら、結構ハードルの高いことだとは思います。

でも、そういった「小さな社会への適応力」は、毎日の家庭での兄弟同士の関わりや、クラスの班や係活動、1クラスの定員上限が8名の支援級や13名の通級、習い事や部活でのチームプレーや、趣味の集まりやサークル活動、休み時間や放課後の小さな友だちグループの中で、ゆっくりゆっくり、育まれていくものだと思います。

それを、そろそろお仕事をしようというお年頃になるまでに、ほどほどに、ある程度でも、身につけられれば、充分なのではないかな。

それに、今まで対人コミュニケーション・スキルを「自然と学ぶ」ができて来なかった私などは、子育てしながら、自宅で一人で黙々とパソコンに向かい、時々、編集者さんとメールでやりとりをし、たま〜に、打ち合わせや取材で直接お話する機会を頂く程度でできる、今の作業環境はとても自分の体質に合っています。そういう生き方だってあります(^-^)

まずは、人と関わること自体が苦痛にならないよう、子どもに無理のない範囲で、楽しみながら少人数で関われる、共通の「何か」を見つけるのがいいように思います。

まあ、とにかく、「教室から脱走  社会性のなさ」だと思いますよ。

かつては私も、教室から泣いて飛び出した長男の将来のことを、「この子は社会に適応できるのかしら」って、随分と心配しました。でも、そんな彼も、今は多少の妥協と協力が少しはできるようになって、その子なりに成長しました(現在は「気になることをスルーする」練習してます←今ココ)。

だからね、「お子さんが教室から飛び出しても、そんなに将来を憂うことはないですよ」って、今、もし、以前の私のように思い詰めていて、お悩みのお母さんがいるなら、そう伝えたいんです。

実際に将来役に立つ、「小さな社会への適応力」は、35人が一斉にじっと座って授業を受けている時「以外」の時間で、育っているのですから。

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2016-10-24

【ご相談1】兄弟ゲンカの「お決まりパターン」に陥った時に、無限ループから抜け出す「問題の解き方」

楽々かあさん初の試み。読者の方からの子育てのお悩みへのご回答です(^-^)

私は個別の育児・支援のご相談にはお応えできないのですが、今後は、メッセージなどで頂いたご相談の中から、「他の方にも役立つ情報になる!」と思えたものを、ピックアップして、少しずつですが、時間の許す「できる範囲で」お応えしていこうと思っています(※大変申し訳ありませんが、全てのご相談にはお返事できません。相談方法は文末にて)。


さて、私にそんなことを思わせてくれた、兄弟ゲンカでお悩みのお母さん、Nさんからのご相談。
ADHDのある8歳の兄は、5歳の弟に手を出してしまうことがあります。 
弟が大きな声でうるさく話したりすると、兄は「うるさい」と始めは注意しますが、 やめないと、叩いたりつねったりします。  「『やめて』と言ってもやめないから叩く」と、主張します。  
「うるさいけど叩いたら 駄目だよ」と、私は伝えていますが、「やめないから悪い」と、押し問答の繰り返し。 弟にもいっしょに注意しますが、何か良い対策や、 美鈴さんでしたらどのように声かけされますか。 
(Nさんのメッセージより、許可を得て掲載)



兄弟ゲンカ、見ているお母さんのほうも、大変ですよね。

凸凹あるなしに関わらず、兄弟のいるご家庭では「あるある」な状況ですよね、これ。よく分かります〜。

Nさん、毎日お疲れさまです(^-^)旦

きっと、ご兄弟のことはNさんご自身が世界一詳しいことと思いますし、今までの経過やご兄弟の関係性、それぞれの凸凹の特徴や興味関心など、私が短い文章のやり取りの中で読み取れることは限られるため、ここではこの兄弟ゲンカの「お決まりパターン」に対する、具体的な対策のアイデアではなく、Nさんご自身がこの無限ループから抜け出せる方法を見つけるには、お子さんのどこを観て、どう考えてゆけば解決への近道になるか、私なりのノウハウをお伝えしますね。

つまり、「答」よりも「問題の解き方」を直伝致します!

まずは、できていることを見てみます。

このご相談の文章から、少なくとも…

・弟さんはお兄さんと関わりたい気持ちがある
・お兄さんは最初は言葉で「やめて」と表現できている
・お母さんも「うるさいけど、叩いたらだめだよ」と、お兄さんの気持ちを理解した上で、行動だけを注意できている

という、プラスの要素があるのが分かります。Nさんも、お子さんも、よく頑張っています。この時点で100点スタートだと思って下さいね(^-^)

ここは、お子さん・お母さんのいいところ、既にできているところなので、例えば、(状況にもよるものの)弟さんがお兄さんと関わりたい気持ちがあるのに、「別々で遊ばせる」などの解決の選択肢は、私だったら勿体ないのでナシにします。そして、お兄さんの「最初は言葉で伝えている」という良い行動の部分は、その都度「言葉で言えたね」とほめて、大事にします

では、どうしたらいいのか、Nさんになったつもりで、考えていきますね。

実は、ABA療育などの基になる「応用行動分析」の考え方の中で、私が好きな「ABC分析」という、ものの見方があります。ここでは難しい理論は置いておきますが、とにかく何か問題があった時に、その行動の前後を見ながら、
A=きっかけ・原因 
B=行動 
C=結果
に、一連のものごとを分けてみて、AやCを別のことに替えることで、Bを変えていくというものです。

(参考書籍:「お父さんもがんばる!「そらまめ式」自閉症療育 自閉症の子どもと家族の幸せプロジェクト」藤居学(そらパパ)・著(ぶどう社)などの本で、ABC分析が一般向けに分かりやすくまとめられていました)

これに当てはめて、この場合の、一連の「お決まりパターン」の流れを分解すると…

A=弟さんがお兄さんにうるさくする。 お兄さんは「うるさい」「やめて」と言葉で言う(きっかけ・原因)
B=弟さんがやめないので、お兄さんが叩いたり、つねったりする(変えたい行動) 
C=兄弟で注意され、押し問答になる(結果)

…ということになります。

Bのお兄さんが叩いてしまう、という現在の気になる行動には、私はあんまり注目しないというか、そこだけにフォーカスして意識し過ぎないようにします。

ここに対しては、「叩いたらだめだよ」と、行動のみを指摘するNさんの対応で充分バッチリOKだと思います。さすがお母さん、グッジョブです(^-^)

で、もし、私がNさんだったら、AやCを別のことにする、具体的ですぐにできそうなアイデアや工夫を考えるワケです。そうすると、こんな風に考えて、こんなようなアイデアが出てきます(あくまで、私がNさんだったら、と想定し、この文章から推察できる範囲のものになりますので、ここでは私から出たアイデアそのものより、「解き方」のほうを、実際のお子さんに合わせてご参考になさって下さいね)。

1.弟が兄にうるさくしないようにするには、どうしたらいいか?考える

・弟は、兄にすごく聴いて欲しいことがあるのかもしれない。まずは、自分が弟の話を「そうかあ、お兄ちゃんに◯◯して欲しいんだね」と、共感しながら一通り聴いてみると、スッキリするかも?

・兄が「うるさい」と思うのは、聴覚が過敏だからかもしれない。イヤーマフをするとか、部屋の他のもののボリュームを全体的に下げるなど、モノの工夫や環境の調整を、もう一度見直してみようかな?

・弟が兄に「話しかけて良いタイミング」が分かってないのかも。それぞれに希望を聴いて妥協案を提示し、大きな声で話しかけてOKな時とNGな時の線引きのルールを作り、箇条書きや表にして貼り紙してみようかな?

2.兄は「うるさい」「やめて」と言えているけれど、それが弟に伝わっていないのかも?

・兄に「実際に小さな声のお手本を見せてあげて」と、弟への伝え方の助言してみるとか、「弟がちょうどいい声の大きさの時に、『それくらいならOK!』と教えてあげてくれる?」と頼んでみようかな?

…と、Aの「きっかけ・原因が起こらないようにするには…?」を、まず考えてみます。

そして、Cの「兄弟で注意され、押し問答になる」という結果も、こちらの対応を変えることで、同じことが繰り返されるのを、次第に解消できるかもしれません。例えば、

3.「兄弟が注意され、押し問答になる」結果になる時以外の場合に、うまくいっている理由は何か? をよく観察し、思い出す

・トラブルなく遊べている時には、どうしているのか、どういう場合か、をヒントにして、(特別仲睦まじくなくてもいいので)ケンカせずに平和に遊べた時に「静かに遊べているね」とか、「かあちゃん、平和で嬉しいわあ」と、声かけしてほめるとか?

・兄に「うるさくて腹が立ったけど、(たまたまでも)手を出さなかった」時に、ガマンポイントをあげたり、「手を出さなかったね。ガマンできたね。ありがとう」と声かけするとか?

…などの、アフターフォローの案が浮かんできます。

また、Nさんは「うるさいけど、叩いたらだめだよ」と、お兄さんの気持ちを理解した上で、行動だけを注意できているので、お兄さんも「叩くのは良くないこと」と理解しているのではないかと思います。押し問答になるのも、Nさんがお兄さんの不満を受け止めてくれそうだから、かもしれませんね。

丁度、お兄さんと似たタイプのうちの長男は、同じく8才くらいの頃から、周りのお子さんとの違いなどに徐々に気づきはじめたので、お兄さんも、発達上の特性もあって、頭では分かっているのについ手が出てしまう自分に、「なんでできないんだろう」と、自分自身に苛立っているかもしれません。そこで、少し遠回りの方法ではありますが、

4.もし、背景に溜まっている不満やストレス、疲れがあれば、解消する方法は何か?考える

・押し問答になるのは、兄も結構、学校など他のことでもガマンして、不満や疲れをためているのかもしれない。一通り話を否定せずに聴いたり、ストレスを発散させたり、休息を取らせたりして、気持ちと体力に余裕を作ってあげると、弟にも少し寛容になれないかな?

・「かあちゃんは、あんたが頑張ってるのを分かっているよ」というメッセージを、言葉や態度で、今週は意識して送ってみようかな?

…などを試みてみると、弟さんへの接し方も徐々に和らぐ可能性もあるかもしれません。

どうでしょうか?

こうして、「私だったらこうするかも?」という、案をいろいろと出してみましたが、ただでさえ毎日大変なNさんが、一人で全部をこの通りにがんばる必要はありません。

一連の「お決まりパターン」の、どれかひとつでも鎖を切って、この流れを変えていけば、無限ループから脱出できる、という「問題の解き方のヒント」をお伝えしました。

お子さん達の専門家であるNさんは、既にお兄さんには8年分、弟さんには5年分の、膨大なデータと経験の積み重ねがありますから、そこから得られる「母の直感」を大事にして下さいね(^-^)

そして、なるべくNさんの得意分野や負担の少ない方法をご自身で考え、選び、実践すると、気長く続けやすくなります。

また、Nさんからは、こんなメッセージも頂きました。
私もADD傾向があり、頭の中が多動な感じで、元気な子どもたちの、日々の生活上起こる事やトラブルなど同時処理出来なくて、静かにしてくれないと考えられなくなり、
子ども達に当たってしまうこともあります。美鈴さんもそういうことありますか?       

ありますよ!勿論です(^-^)

お母さんだって人間ですし、将来、職場の同僚やパートナーが、忍耐強くガマン強い方ばかりとは限りません(…と、自分に言い聞かせています)。

私もNさんと同じように、同時処理がとても苦手なので、3人の子ども達が一斉にうるさく話しかけてきてくると、すぐプチ・パニックになってしまうので、自分に余裕のない時には、正直にコンディションや気持ちを言葉で伝えて

「かあちゃんは、今疲れていて、うるさいとすぐ怒っちゃうから、静かにするか、二階で遊んでくれる?」
と、やや低めの声で追い払…いえ、ご協力をお願いしています。

もしくは、自分が別室に避難しています(大抵は下の子が追いかけてきますが、、、「静かにできる人だけ、ここにいてもいいよ」と言って、息抜き&昼寝してます)

それでも、つい怒ってしまうこともありますしね(^-^;)v 
そういう時は、「しゃあない、しゃあない、あるある〜」です。

ご自身も凸凹を抱えながら、毎日二人のお子さんを育てているだけでも、Nさんは、本当によくがんばっていらっしゃると思います。

息切れしないように、ご自身のケアもしながら、休み休み、長い子育てマラソンを、一緒に完走目指しましょうね(^-^)
Nさん、お子さん、応援しています!


※楽々かあさんへのご相談の送り方は…

・Facebook著者ページのビジター投稿、メッセージ
・Twitterのダイレクトメッセージ
・購読登録で配信されたメルマガのメールに返信

など、「相談者様にご連絡のつく形」でお寄せ下さい。
執筆作業等で多忙のため、全てのご相談にはお返事できませんが、ご相談の中から、ブログ等でご回答できるものを、可能な範囲でピックアップさせて頂きます。回答させて頂くご相談者様には、こちらよりご連絡し、ご相談内容の掲載の許可を得た上で、全体公開でご回答致します(匿名コメントなど、ご連絡がつかないご相談には、このような形ではお応えできません)。

ご相談のメッセージには、以下の内容をお願いします。
・相談者様のお名前(ご希望のニックネームなど、匿名可。記載がなければ、イニシャルで表記させて頂きます)
・お子さんの年齢・性別・凸凹の特徴など(「ADHD傾向あり」など、未診断でも大丈夫です)
・今、お子さんのことで一番お悩みのことと、簡単な今までの経過や、前後の状況などを具体的にお書き添え下さい。



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★日常生活で使える声かけを多数掲載★

丁寧な子育てのコツが108コ分かる!








2016-09-12

丁寧な子育ては、甘やかしではありません。

ちょっとだけ丁寧に、その子に合った伝え方をして、声かけの言葉を選んだり、絵や図や箇条書きで説明したり、使いやすい道具を与えたり、親が一緒にやったりして、ハードルを下げて、だんだんと自分でできるようにしていくことは、決して甘やかしではありません。

むしろ、「かあちゃんが、今はつき合ってやるから、自分でできるようになってね」というメッセージであり、「嫌なこと、面倒なことはやらなくていいよ」とは言ってあげないので、うちの子達からは「かあちゃんの鬼ババア!」と、よく、ぶーぶー言われます(笑)

うちのトイレにも「声かけ変換表」と「凸凹変換表」。


甘やかしとサポートの区別は
私は、「子ども本人にしかできないこと」を親がしていたら「甘やかし」ですが、それ以外は全て「サポート」だと判断しています。
(著書「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」p263より) 
と、思っていますが、それに加えて、「ほっておく、見て見ぬフリをする」というのも甘やかし だと思っています(まあ、時々は、片目をつぶることもあります^-^;)。

その子の持っている力を信じて、離れて見守ることと、
なんでも許して好き勝手にさせることは、全く違います。

子どもが、大人になった時に必要な、社会でなんとか生きて行くために必要な、知識やスキルを身につけさせない、ルールやマナーを守ることや、失敗の経験を積ませない、ガマンや妥協をすることを教えないということは、「いつまでも子どもでいなさい」というメッセージと同じであるのと同時に、親の諦めや、無関心や、疲れや、子どもの存在の受け容れの拒否が背景にあるのではないかと思います。

発達障害のある・なしに関らず、また親の仕事のある・なしに関らず、適切で充分な親の関わりを得られないまま、ほっとかれた子は、一見大人びていますが、内面にいつまでも成長できないところがあって、精神面での凸凹差が激しく、周りからは見えにくい問題を抱えやすいのではないかと思います。

私は、子どもに無関心で放置する親をかばう気は全くありませんが、「なぜ適切に関れないのか」という理由までも、身を以て想像できる人は、とても少ないのだと思います。

もしかしたら、一生懸命できる限り子どもに関わり、口を酸っぱくして何度も繰り返し注意して、それでもうまくいかない、できるようにならない、すぐに忘れて同じことを繰り返す、がんばってもがんばってもどうにもならない、誰も助けてくれない…そんなことの蓄積で最終的に、疲れきってしまって、「諦めて、ほっておく」という選択に辿り着いてしまう場合もあるかもしれません。

そんなお母さんは、決して子育てをがんばってこなかったわけではないと思いますよ。

私も、その子に合った接し方のコツがある、ということに気づくまでは、子育てに力尽きそうになって、疲労困憊し、その辺りをうろうろしていました。

でもね、ちょっとだけ丁寧に、ほんの少し言い方を伝わりやすいように換えたり、その子に合わせた方法で工夫して教えたり、教えたことを忘れないように紙に書いておくだけで、できるようになることは、沢山あるんです。

そして、親子で自信がつけば、だんだんと子どもから離れて見守ることができるんです。

でも、現実の、今そこにいる、子ども本人の姿を見ないようにしていては、その子に合った方法に気づけません。

今現在の子どもの姿を受け容れ、よく観察し、本人の話を否定せずに聴いてみることで、見えて来ることがあります。

(できれば、子どもと適切に関れない親のほうも、誰かに話を否定せずに聴いてもらったり、人の力を借りながら、少し休んだりすることで、現実の子どもに目を向けられるかもしれません。私も、「最近子どもを見ようとしていないな」と感じたら、疲れている証拠と思って、できる範囲で休むようにしています)

もちろん、全ての子に、ここまで丁寧に教える必要はないかもしれません。

親の愛情さえ伝わっていれば、周りや失敗から学び、自然と伸びてゆける子もいます。

でも…

「周りを見て、自然と学ぶ」が苦手な子はいます。

「がんばっても、不器用でできない」子もいます。

「教えられたことを、思い出せない、臨機応変に応用できない」子もいます。


こういった個性を持った子には、「ほっておけば、自然と学ぶ」「がんばれば、できる」「失敗すれば、自分で気づく」は通用しません。

丁寧な子育ては、甘やかしではありません。

「鬼ババア」で結構!

面倒な現実があるけれども(時々は逃げて休みつつも)、子どもから目を背けずによく見て向き合い、ちょっとだけ丁寧に、寄り添ってつき合うことで、結果的に、だんだんと手を離してゆけるんです。

そして、どんなに頑張っても、どんな子の子育てでも、「完璧」「絶対」はありません。
うちの子だって、私の望んだとおりになんて、ちっとも育っていきません。

どう育てるかは親が決められますが、どう育つかは子が決めることなんです。

でも、逆に言えば…

どう育つかは子が決めることだけど、どう育てるかは親が決められます。

親にできること、親にしかできないこと、沢山あります。決して、無力ではありません。

だから、私も、今、できることを、できる範囲でやっていくだけなんですよね。

(でも、お母さんの努力だけで、子どもの問題の全てを解決することも不可能なので、上手に周りを頼りながら、お子さんにできないことがあっても、あまりご自身だけを責めないようにして下さいね。親にできることはあっても、全部一人でなんとかしようとしてしまうと、ノイローゼになります!責任感の強い方ほど、時々サボりましょうね^-^)

もしかしたら、今現在、毎日一生懸命子育てをしているお母さんの中には、実際に難しい子育てを経験したことのない方からの、無責任な発言に傷ついてしまうこともあるかもしれませんが、目の前の子を見て、一年前、二年前の本人と比べて、少しでもできることが増えているのなら、自信を持って下さいね(^-^)



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丁寧な子育てのコツが108コ分かる!




2016-09-08

オリジナルではない「声かけ変換表」画像が拡散していることについての、私の見解

「Twitterに投稿された、小児科さんに掲示されている、オリジナルではない「声かけ変換表」の画像が拡散し、各種ネットメディアで取り上げられている」とのことで、多数のファンの皆様やフォロワーさんからのご報告とご心配、同時に励ましのメッセージも頂き、感謝しております。

ツイートで画像を投稿された一般の方のアカウントは、既に削除のご対応を頂いておりますし、おそらくは、私が作成した、元のオリジナルの「声かけ変換表」をご存知なく、(できれば、小児科さんに確認の上で撮影・ご投稿されると良いかとは思いますが)知らずに善意で広めて下さったことと思います。

また、小児科さんのほうも、もしかしたら、私に事前に掲示の許可を取っていたり、投稿された写真に写っていない場所に、HPのURLなどをご提示下さっている可能性もないとは言えず、画像の情報だけでは「無断」かどうかは判断できませんし、また、私のHPから配布されているオリジナルの変換表ではなく、新たにほぼ同じ内容のものを作り直して掲示された理由も、オリジナルにはクレジットにFacebookページ名の「発達障害 アイデア支援ツールと楽々工夫note」と入っておりますので、小児科という場所柄、「発達障害」という言葉が不用意にお母さん方にご不安を与えないよう、配慮をなされた結果の可能性もあります。
(万が一、現在、情報ソースをご提示頂いていない場合は、http://www.rakurakumom.com をどこかに書いておいて頂ければ、院内でのご利用には全く問題ございません)

このようなことから、善意でお子さんに伝わりやすい声かけを広めて下さっている、一般の投稿者さんと、こちらの小児科さんには、私が、今後何か申し上げることはございませんのでご安心下さい。

ただし、ネットメディア等で、情報元を確認しないまま、ツイートを引用したオリジナルではない類似の画像が、元の「声かけ変換表」以上に拡散してしまうと、私の著書や日々の情報発信の信頼性を損なう可能性もありますし、また、情報商材として、アフィリエイト・サイトなどのアクセス数を稼ぐツールに利用されてしまうのは、オリジナルの「声かけ変換表」のイメージダウンにもつながり、著者・制作者として、とても困りますので、こちらは、著書の出版元のポプラ社さんより、ネットメディアで不適切な使用の可能性がある場合には、情報元を確認して頂けるように、ご対応して頂けるとのことです。

(また、「ちゃんとした」ネットメディアの方は、情報ソースを確認した上で、私のほうに直接ご連絡下さり、紹介記事での変換表の掲載の許可を、正式にお申し入れ下さっています)

↓ちゃんと画像の使用許可のご連絡を頂いたメディア様。

CuRAZY記事「【走るな!→歩こうね】ママさん必見の「声かけ変換表」が子育てにめちゃ役立つ」

ご心配下さっている皆様のお気持ちは大変有難く、今後の制作の励みにさせて頂きます。

また、ネットメディアで「声かけ変換表」が拡散されている先でも、コメント等で様々なご意見があり、「子どもの顔色をうかがって、甘やかしでは?」といった反応も見られますが、この点については、私も思う所がありますので、近日このブログで、私の考え方をご回答させて頂きます。

そして、今回の件に限らず、「声かけ変換表」は、最初の投稿から2年以上が経過した今でも、毎日のように、小児科さんや学校の先生、親の会などの方から、「配布していいですか?」と言ったお問い合わせを頂き、支援の現場でも広まって定着してきて、その先に、一回でも怒られる回数が減ったお子さんがいるというのは、本当に嬉しい限りです。
(商業利用以外は、内容を改変せずに、情報ソースをご提示頂ければ、私に直接許可を得なくても大丈夫ですので、ご自由にお使い下さい)

それから…

別の方が、著名・無名問わず、声かけ例を表にしたり、Before→After形式で、内容を少し変えて、著作権の侵害に当たらない範囲で、著書や雑誌の記事、ブログなどで、私の「声かけ変換表」によく似た表現で、ご自身のアイデアとして掲載されているのも、多々お見かけする機会も増えました(できれば、「参考書籍」や「参考サイト」と言った形で、ご紹介頂けると嬉しいです)。

当初は、こういったことにも、イチイチ腹を立ててプンプン怒っていた、心の狭い私ではありますが(笑)、あの長男に、

「かあちゃん、マネされるってことは、それだけ人気があるってことだよ。
ナポアン(長男の尊敬する、マインクラフト関連のカリスマブロガーの方)と同じで、超助かってる人がいっぱいいるんだね」

…と、肯定的な表現に変換されて、なだめられている始末です。
うちの子にも、ちゃんと、受け容れ易い伝え方のコツが届いていますね(^-^;)

変換表に限らず、「持っているノウハウは、超具体的にリアルタイムで全出し!」方針で発信を続けている私は、毎日の子育ての積み重ねの中で生まれたアイデアや、デリケートな育児をされているお母さんに届くように、身を削って書いている文章の表現が、いとも簡単にコピーされてしまうと、正直、時々うんざりしてしまって、創作意欲が落ちたり、発信する勇気が削がれたりすることもあります。

また、情報発信と著書や記事の執筆、支援ツールの制作を、日々の育児・家事の傍ら続けていますが、私は大人の凸凹さんとして、同時進行がとても苦手なので、すごく気になることがあったり、「あれもこれもやらなくては」と思ってしまうと、不注意性が増して、うっかり炊飯ジャーのスイッチを入れ忘れたり、処理速度のキャパシティオーバーで、イライラしてショートしたり、ぼーっとフリーズしてしまったり、原稿の執筆が遅れたり、と、家族やお仕事方面の方に迷惑をかけまくってしまっています。

それでも、ポプラ社の担当編集さんや、寄稿先の発達ナビ編集部さんは、細かなことをいろいろと申し上げる私に、根気よく丁寧につき合って下さいますし、
疲れたり、落ち込んでいるときは、読者の皆様から頂いた嬉しいメッセージや、Facebookのいいね!やコメントを、何度も読み返して、気持ちを改めることができますし、
子ども達とパパは、毎日早朝から執筆作業をしている私を応援してくれ、時々ご飯が炊けてなくても、ぶつぶつ言いながらもガマンしてくれているので、なんとか活動を続けることができています。

人に恵まれて、私は幸せだと思います。

本当に、おかげさまです。いつも応援ありがとうございます。



楽々かあさんこと、大場美鈴



追伸:今これから、(おそらくは最後になる)最新の「声かけ変換表」を作りますね!
「声かけ変換」は、単なる伝え方のコツだけではありません。これで、二年以上かけて貼りまくった伏線を回収します。Facebookページ「発達障害 アイデア支援ツールと楽々工夫note」で近日公開予定です。お楽しみに♪


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★「声かけ変換表」は勿論、日常生活で使える声かけも多数掲載★